【CD】2NE1/To Anyone ― 2010/11/15
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あまた降臨するコリアン・ディーバたちのなかにあって、なぜワタシは2NE1に惹かれるのか? 宣伝文には 「ガールグループの新しいモデルを提示した」とあり、「男性グループに劣らない舞台カリスマと派手なファッション、堂々としていて独立的なメッセージ」で「女性たちのワナビーに位置する」とあるが、たしかに1st ミニアルバムの豪華なブックレットから、そうした立ち位置は伺えた。
が、ワタシはその“音”を評価してのこと。…としても未だうまく説明しえないワタシだが、少女時代やKARAが持つアイドル然としたロリポップ感と、Brown Eyed GirlsやT-araが持つ大人然としたブラックネスをほどよくブレンドし、さらにエッジの効いた歌とサウンドを加味し…という絶妙なバランス感覚にほだされるのやもしれない。
とにかく1曲目の「Can’t Nobody」からパワフルな歌声を響かせる彼女たちだが、ラップやオートチューン、シンセ(・ベース)などを駆使して曲に表情を付けるなど、韓国の新鋭たちがプロデュースしたそのエロクトリカルなサウンドに耳が惹きつけられる。
リーダー・CL(シエル)によるラップ曲③「拍手して」など、4曲立て続けのダンサンブルなナンバーの後に、メンバーの歌詞力が冴えるミディアムR&Bナンバー⑤「辛い(SLOW)」を配置するなど、その緩急具合にもグッとくる。
⑦⑨のソロ曲をはさみ、1st ミニアルバムに収録されていた「I Don't Care」のレゲエ・ナンバーもGJな出来で、最後まで飽きさせない内容。
彼女たちが日本のマーケットでどの程度の人気を得るかはワタシも予測できないが、こと“音楽性”ということに関しては、ガールズ・グループ・レースの中頭ひとつ抜きんでた存在であることは間違いない。
そうした世界視野を入れた“コリアン・サウンド・クオリティ”が、本格デビュー後にどの程度このニッポンに受け入れられるのか、興味は尽きない。
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