【CD】BONNIE PINK/Dear Diary2010/11/26

Dear Diary(初回限定盤)Dear Diary(初回限定盤)
BONNIE PINK

ワーナーミュージック・ジャパン 2010-10-06
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このハジけぶりはどうだろう。
今年デビュー15周年を迎えたBONNIE PINKの通算11枚目のアルバム『Dear Diary』がイイ。

「Heaven's Kitchen」(1997年)のヒットで華々しく活躍していた頃のボニピンには、あまり食指の動かなかったワタシだが、その歌声に耳が吸い寄せられ始めたのはFMラジオで「Thinking Of You」(2001年)がヘビーローテーションで流れた頃だろうか。
そのセツナ系のメロディーを、柔軟でポップな楽曲に仕上げた“大人”の歌声に惹かれ、同曲が収録された『Just a Girl』 (2001年)も愛聴した。
そこには「Heaven's~」の頃のツッパったお姐ちゃんではなく、落ち着きと自信に満ちたアーティスト・BONNIE PINKがいた。
その後、5枚のアルバムをリリースしているが、いずれも高いクオリティを維持し続けているようで、このボニピンの才能はやはり“本物”だと思う。

本作でもその高い作品群は相変わらず。
じつはワタシのようなLP世代は、アルバム1枚約45分をトータルに(通して)聴くという音楽体験が身に染みついている。とすると、昨今のCDはアルバム2枚分を聴くという感覚になる。
本作には15曲が収められるているが、初回盤にはB-side Collection としてさらに15曲のディスクが付くので、全30曲というヴォリュームだ。つまり、本作は4枚組LP相当なるわけで、それを一気に聴き通すことができるのも、その楽曲のクオリティがいずれ高いからだろう。いわゆる“捨て曲”がない、ということ。

変わらぬクリスタル・ヴォイスで高らかに、軽やかに微妙な女心を唄う37歳。間もなくアラフォーという年齢なのに(失礼)、まったく新鮮さを失わないのも驚きだ。
つまり、ワタシにとってのBONNIE PINKとは、強さとしなやかた、華やかさとはかなさ、光と影…相反する魅力を、矛盾することなく放つことができるその不思議な存在感にある。

新曲「カイト」も、糸で括られているようでじつは自由に空を舞う凧の姿を女心(=自身?)に例えながら、したたかに歌い、見事。

◆『BONNIE PINK/Dear Diary』の参考レビュー一覧
寺之内日記
Listen Japan(ウエダヒトミ)
Amazon.co.lp(カスタマーレビュー)

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