【LIVE】大友良英 井の頭公園 船上ライブ2011/02/05

大友良英 井の頭公園 船上ライブ
東京・杉並及び武蔵野地域を舞台に展開する、地域密着型アートプロジェクト「TERATOTERA / テラトテラ」の〆のイベントとして行われた「大友良英 井の頭公園 船上ライブ」に参戦(2月5日)。

TERATOTERA(テラトテラ)は、東京都と東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)、さらに吉祥寺に拠点に活動する社団法人TERATOTERAが協働して、2009年度からJR中央線高円寺駅~吉祥寺駅区間をメインとした東京・杉並及び武蔵野地域を舞台に展開する、地域密着型アートプロジェクトだという。

そのTERATOTERAが、この1年の活動を締めくくるイベントとして開催したのが今回の「TERATOTERA祭り」で、吉祥寺にスタジオを構えるという大友良英氏による船上即興ライブが実現したわけだ。

開演時間間際に会場(井の頭公園)に駆け込むと、すでにステージとなる井の頭池沿いにはびっしりと人の波。まずその“観客”の多さに驚く。これは数百という単位ではない…。

もちろん“即興演奏”が始まると、物見遊山で集まって来たおじさん、おばさんたちはそそくさとその場を立ち去っていくのだが、それにしてもいっこうに人だかりは減ることなく、ええっ、“ノイズのOちゃん”っていつからこんな人気者になったの!? と驚くばかり。
いくらNHKドラマ『白州次郎』 (音楽担当)でいくらか名が知れたからといって、大友氏で(失礼)これだけ動員できたなら大成功だろう。

さて、そういう訳で当初はあまりいいポジショニングが取れずに、音は響けど一体どこで、誰が、何を奏でているのか皆目見当つかず、ワタシがかつて体験したボブ・ディランの東京公演状態。

手漕ぎボート5台を井の頭池に浮かべ、中心の1台に大友が乗り込み、残り4台にスピーカーとアンプを積んで即興ライブが行われるとのことだったが、場所を移してようやく、帳(とばり)の降りた水面に、小舟に乗って一心不乱に“演奏”するOちゃんの姿を確認することができた。

30分ほどのショートパフォーマンスはまず、雅楽の篳篥(ひちりき)を思わせるようなドローン系のノイズから始まった。やがて、そこにゴング(パーカション)が重なり、舞踏の劇伴のような不気味なサウンドが鳴り響く。
灯に照らされた小舟のステージは幻想的なムードを醸しだし、その音色を一層際立たせる。まさにアート系イベントにふさわしい音のインスタレーションだ。

途中の、エンジン音のようなバリバリ!という炸裂音は、機関銃を模したものなのか? (さすがにそれは、妄想だろうか…)。
終盤は大友氏がリリカルなギターを爪弾き、凛とした音を早春の水面響かせて、静かにパフォーマンスは終わった。

冒頭に記したように、「なんだ前衛音楽か? 曲はないのか?」「ギターのチューニングを聴かせるのか?」などと、ぶつくさクサす勘違いオヤジらは居たものの、多くの観客が足を止め、息をひめるかのようにその緻密な音の構築に耳をそばだてていた。

ライブ時間が短いのが残念だったが、何しろ初めて(?)の試みで技術的な限界もあるのだろう。天候にも恵まれ、蜻蛉のような“音遊び”のひと時だった。

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