【イベント】もみじ市 20102010/10/24

陶芸、ガラス細工、布工芸、写真、イラストといったアート系から、農業、料理、カフェなどのフード系、さらに音楽や大道芸まで、いわゆる“ものづくりびと”が集う野外マーケット「もみじ市」。京王多摩川駅近くの河川敷で行われたこのイベントの2日目(10月24日)に参加した。
2006年から開催されているというこの催しだが、駅に着いてまず驚いたのは、会場に向かって走り出す人がいたこと(笑)。河川敷に出てさらに驚いた。開場を待つ人が長蛇の列。こんな人気イベントとは知らなんだ。昨年は2万人が参加したというが、今年はさらにそれを上回る動員だろう。子連れやカップル、はたまた友人同士と、思い思いの格好で続々と参加者が詰めかける。午後になるともう会場は人の波でギッシリ。
会場には100を超えるブースが並んだが、そういうわけでどのブースも人だかりができ、こちらもあちこちに長蛇の列…。そうはいっても、河川敷というロケーションなので、参加者はそれぞれ芝生に寝そべったり、各店自慢の料理に舌鼓を打つなど、野外イベントならでは楽しみ方を心得ている。子ども向けのワークショップや玩具なども揃い、家族で楽しめる趣向になっている。また、そうした企画から準備、当日も交通整理や迷子の対応にあたるなどのスタッフの尽力も見逃せない。
午後からは野外ステージでライブも楽しんだ。
この日は、湯川潮音高野寛tico moonという面々(23日は栗コーダーカルテット、キセル等)。ステージの後方には、多摩川が流れ、さらにその後方には多摩丘陵が広がる。多摩川の鉄橋をときどき電車が往来するのはご愛敬としても、このオーガニックな雰囲気にはベストの人選だろう。湯川の澄んだ声とうまく溶け合うtico moonのケルティック・ハープの音色、そして今回3回目の出演という高野の場馴れした歌声とギターが、風に舞う。
さしずめ都市型アート系野外イベントのフジ・ロックの進化型ともういうべきか。フジ・ロックが先鞭をつけたこうした野外イベントの“楽しみ方”が、若者たちを中心にすっかりと浸透したことを目の当たりにした、楽しく充実したイベントだった。

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