【CD】Robert Plant/Band of Joy ― 2010/10/21
![]() | バンド・オブ・ジョイ ロバート・プラント ユニバーサル インターナショナル 2010-09-22 売り上げランキング : 6934 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
カントリーのアリソン・クラウスと組み、アカデミー賞にも輝いた前作『Raising Sand』
本作をひと言で表せば、ブリティッシュ・トラッドと米南部音楽の“幸せな結婚”。前作でのカントリー指向をさらに、ブルースやトラッド、スワンプといった米南部音楽まで広げ、かつ掘り下げ、そこにゼップ時代から引き継ぐ英国独特の陰影に富んだサウンドをクロス・カップリングさせている。
プラントの歌声も気負うことなく、この新機軸のサウンドにしっかりとマッチングしている。ときにゼップ時代のようなたたみかけるような歌唱を披露するのはご愛敬だが、前作ではやや枯れすぎ感があったヴォーカルが、ここでは見事に「ロックの」ヴォーカルになっている。
米オルタナ・バンドLOWのカバー「Silver Rider」
こうなったら、ゼップ時代のトラッドやブルース曲、Honeydrippers
更には、3大テノールを模して、同じく現役バリバリのロッド・スチュアート、ポール・ロジャースとの“3大ロック・ヴォーカリスト”ワールド・ツアーを夢想してみたり…(ロッドが嫌がるか(笑))。
自分の進むべき道を見つけたプラント。本作は、そのソロ黄金時代の幕開けともいうべき代表作に讃えられるだろう。
↓応援クリックにご協力をお願いします。


コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://yui-planning.asablo.jp/blog/2010/10/21/5430196/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。