No Man’s Land 創造と破壊@フランス大使館2010/02/07

解体前のフランス大使館旧庁舎で開催されているアート・イベント「NO MAN’S LAND」に足を運ぶ。(2月6日)
著名、無名(?)問わず日仏ほか70人のアーティストが参加し、なおかつ無料(!)ということで話題を呼び、開催期間が延長された(2月18日まで)というだけあってこの日も寒風吹きすさぶなか多くの人が詰めかけていた。
作品は、そのほとんどが現場で制作されたということで、事務室、廊下、資料室、階段、地下室、中庭など、屋内外のあらゆる空間に展示され、かつその空間の佇まいを生かしている作品が目につく。しかも、大使館なんてめったに入れない空間なので、ここは倉庫かな? ここは機密書類を保管していた部屋かな?( ^ ^ ; などと想像しながら歩くのもまた一興。
個々の作品(作者)については細かくメモしてこなかったが、林立するチューブの中を鳥の羽が吹き上がる屋外のインスタレーション「Air Tube」(小松宏誠と石渡愛子)や「愛憎弁当」(岡田裕子)など、印象に残る作品多々。お見逃しの方は是非。

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_ 映画的・絵画的・音楽的 - 2010/09/19 06:07

 広尾の在日フランス大使館では、昨年末、旧庁舎と同じ敷地内に新庁舎が完成し、それに伴い旧庁舎は取り壊されるところ、解体前に「NO MAN’S LAND 創造と破壊」展と銘打った展覧会が開催されています。普段は一般人が入ることのできない建物に対する興味もあって、チョットのぞきに行ってきました。

(1)建物について
 旧庁舎の本館は、1957年、ジョゼフ・ベルモンの設計で作られ(場所は、南麻布の徳川伯爵の所有地だったところ)、外壁を全面窓にするなどなかなかモダンな感じです。
 大使館入口のゲートから入って暫く先の正面に本館があり、本館へ行く途中の左手には別館が建っています。

?本館玄関には、ヤヤ盛り土をして半円形の車道が設けられています。玄関のある建物部分は2階建で、その奥に4階建の事務棟があります〔玄関部の屋上は緑地になっています〕。



?玄関の右脇には、奥の日本庭園などに通じる階段が付いています。



?玄関を入って進むと中庭で、その左サイドに事務棟に繋がる通路が見えます。



?本館に向かって左側には、1960年代に作られた別館があります。




(2)展覧会について
 以上の旧庁舎は取り壊され、その後には集合住宅が建設されるとのことです。解体工事が開始されるまでの2ヶ月間を使って、今回の展覧会が旧庁舎内で開催されています(2月18日まで)。
 参加しているのは日本とフランスの若いアーチストで、ジャンルも、ヴィジュアル・アートからファッション、デザイン、建築など様々です。

?この展覧会は、大使館入口の手前から始まっています。



?館内に入ると、廊下の壁もペインティングされています。



?階段も表現の場です。



?各部屋には、様々な作品が展示されています。
 
イ)上から無数のコードが垂れ下がっています。



ロ)部屋中ゴミがぶちまけられています。



ハ)単に床に小石が並べられているだけ。



ニ)部屋の壁のボールペンが突き立てられています。



 以上の写真は、私がデジカメで撮影したものに過ぎません。もっときちんとした画像をご覧になりたい方は、たとえばこのブログをご覧ください。

(3)感想
 建物は、建設されてから50年以上も経っているためでしょう、汚れがひどく相当傷んでもいます。
 そんな建物の中を、今回は、トイレに至るま