日本の伝統芸能絵巻2010/02/08

「神楽坂 伝統芸能2010」の一環として行われた「日本の伝統芸能絵巻~美しき日本の四季」(2月6日・夜の部 矢来能楽堂)に足を運ぶ。といってもこの分野はまったくのモンガイカン(>_<) …なので以下、ほとんどレビューになっていない簡単な報告。
まず会場が素晴らしい。矢来能楽堂は東京では二番目に古い能楽堂だそうで、檜づくりの趣のある舞台。(他と比較できないが)音の響きもいいそうだ。
で、この催しは、能、長唄、箏曲、新内、日本舞踊それぞれの演目で副題となっている「日本の四季」を表現するというもので、まさしくに日本の伝統芸能・音楽(の一部)を俯瞰できるオムニバス形式の演奏会。二度の休憩をはさんで3時間近く、さまざまな演者による「芸」が披露された。
ところでワタシにとっては、「能」以外はいずれもナマで聴くのは初めてというものばかり。
で、能と箏曲はワタシには行儀良すぎてチョット退屈( ^ ^ ; 。長唄の東音宮田哲男サンは人間国宝(こういう呼称はあまり好きではないが)だけあって、さすがに声がイイ。
さらに新内の鶴賀若狭掾サン(やはり人間国宝)は、子どもから女房まで超絶技巧のごとく咽を使い分け、観客を舞台に引き込みサスガの芸。拍手もひときわ大きかった。
日本舞踊、それも男の踊り手は初めて観たが、よくわからんが、とてもエモーショナル!
初体験ということもあり、コンテンポラリーダンスなどとは違う独特の深みがあるような…。
うーん、この世界、もうちょっと探求せねば。