最近観た映画2010/03/22

『百万円と苦虫女』(2008年・監督:タナダユキ)
蒼井優演ずる、派遣orアルバイトとして働く、ご多分にもれず世の中と折り合いつけるのが下手な若い女が、100万円を貯めるたびに引越しをくり返す。その旅の途中での、出会いと別れを描いた女性監督作。全体にユルいけど(『タカダワタル的』の監督だから?( ^ ^ ; )、ラストの意外な展開は、ありかも…という、ややサワヤカ感も。(^_-)

『愛と宿命の泉 Part2 泉のマノン』(1986年・監督:クロード・ベリ)
本来ならPart1と共に観るべき本作。というのも、この泉をめぐる愛憎劇は、「三代」にわたる愛と怨念に満ちた物語であることが、最後になって明らかにされるからだ。そういう意味では『インファナル・アフェアー』的な、めくるめく因縁劇であるのだ。ここでも老醜をさらすイブ・モンタンが貫祿の演技。

『エブェレスト征服』(1954年・記録映画)
ヒラリー卿によって登頂が果たされたエベレスト征服が、イギリスにとって国家事業であることがわかる記録映画。そして、この記録映画もその一貫なのだろう。なにしろエベレストは高峰を三段重ねたような巨大な怪物。その化け物的な存在感が、同行登山クルーによるこの映像でビシビシと伝わってくる。立っているだけで大変な低酸素のなかで、よくぞ登ったり、よく撮ったり。さすがに登頂を果たしたシーンは記録されていないが( ^ ^ ; 、登山記録映画としてだけでなく、通常の映画として、映画的な興奮を覚えさせられる。

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