最近観た映画 ― 2010/03/22

『愛と宿命の泉 Part2 泉のマノン』(1986年・監督:クロード・ベリ)
本来ならPart1と共に観るべき本作。というのも、この泉をめぐる愛憎劇は、「三代」にわたる愛と怨念に満ちた物語であることが、最後になって明らかにされるからだ。そういう意味では『インファナル・アフェアー』的な、めくるめく因縁劇であるのだ。ここでも老醜をさらすイブ・モンタンが貫祿の演技。
『エブェレスト征服』(1954年・記録映画)
ヒラリー卿によって登頂が果たされたエベレスト征服が、イギリスにとって国家事業であることがわかる記録映画。そして、この記録映画もその一貫なのだろう。なにしろエベレストは高峰を三段重ねたような巨大な怪物。その化け物的な存在感が、同行登山クルーによるこの映像でビシビシと伝わってくる。立っているだけで大変な低酸素のなかで、よくぞ登ったり、よく撮ったり。さすがに登頂を果たしたシーンは記録されていないが( ^ ^ ; 、登山記録映画としてだけでなく、通常の映画として、映画的な興奮を覚えさせられる。
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