【演劇】地点「あたしちゃん、行く先を言って」2010/01/29

京都の劇団「地点」による「あたしちゃん、行く先を言って」を観る。
(1月28日・吉祥寺シアター)
劇作家・演出家太田省吾(転形劇場)のすべての戯曲と評論、エッセーから言葉を抜粋し、コラージュ的に構成したパフォーマンス的な舞台。太田といえば、ワタシ的には「沈黙」と「スローテンポ」に覆い尽された『水の駅』の衝撃がいまだ忘れられないが、三浦基の演出は、それをくつがえし役者もよく喋り、動き回る演出。
ほとんどストーリーらしいストリーもないので、なんだかなぁなのだが、後半になって一人の役者がほかの役者の動きをつぶさに観察しその様を実況したり、同じセリフを次々と異なる役者が発言していく場面など、観る者のイマジネーションを試すかのようにたたみかける。
これもまた芝居也。久しぶりの前衛劇、観劇でした。( ^ ^ ;

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