【落語】よってたかって新春らくご2010/01/17

昨日(1月16日)よみうりホールで聴いた「よってたかって新春らくご 21世紀スペシャル」
まずは瀧川鯉ちゃの「寿限無」。前座噺の定番で、子どもの頃から何度となく聴いているがナマで聴くのは初めてかも? 前座にしてはマクラが長かったのが難だが、声が大きいところはイイ。
百栄サンは初めて。どことなく佇まいは立川流っぽい( ^ ^ ; 。TVのバラエティー番組であまた登場するリアクション芸人を皮肉った新作。大げさなリアクションとおっとりとした師匠の所作の落差で笑かす。
さらに、会場を沸かせたのは白鳥サン。マクラで朝日新聞全面インタビュー記事(1月8日付オピニオン欄)に触れ、さらにこの記事を読んだ某TV局から原口総務大臣との対談オファーがあったことを明かす(爆) (結局は小沢秘書逮捕でお流れに…このエピソードもクスグリに使う)。小説家志望だった資質がうかがえる、はりまくった伏線がうまく効いた自伝的(?)新作で、白鳥ワールド全開。会場は大爆笑。
と、前半ははっちゃけた若手・中堅ニューウェーブの新作噺で、後半はしっとりとおめでたい噺で締めるというこの日の構成がよかった。
三三サンも初めて。いい噺家だと思うが、謡いの噺なので唸るとどうも〝歌謡派〟の柳亭市馬サンとカブってしまって…。
鯉昇サンは相変わらずのマイペース。お連れ合いのインフルエンザ禍に触れたマクラも効いて、『フォレスト・ガンプ』的な荒唐無稽な噺が、サゲの「なあに、カカア大明神のお陰だ」で夫婦愛がホッコリと顕れた。

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