【本】NARASIA 日本と東アジアの潮流 これナラ本2010/08/24

『NARASIA 日本と東アジアの潮流 これナラ本』
(日本と東アジアの未来を考える委員会・丸善)
平城遷都1300年記念出版だそうで、松岡正剛氏が編集構成を担当。ていうか、日本の東アジアの歴史上のさまざまな事象を「知的」にシャッフルし、ポップにまとめるといった手法は、まんま工作舎の『遊』のテイストじゃん( ^ ^ ; 。
ほとんどのページに見開きにして、琵琶とウード、山岸涼子の『日出処の天子』と韓国ドラマ『ソドンヨ』を対比させるなどの「編集工学」的な展開が、本書のキモなんだろうな。
日本と東アジアの1300年を5つの時代に区切り、1192~1867を武家とヨーロッパ文化吹き荒れた「風の世」、2002~2009年を予測不可能で互いを観察する「察の世」とするなど・・・フムフムφ(□-□ )。
でも、なんだかジャカジャカし過ぎでもう少し、じっくりと日本・奈良・東アジアの関係をマクロ/ミクロにとらえた「読み物」も読みたかったァ…という物足りなさも。

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