【落語】三遊亭遊雀 セレクト落語会2010/08/27

新宿二丁目にある「道楽亭 Ryu's Bar」での落語会に足を運ぶ(8月26日)。
遊雀師匠の噺を聴くのは初めて、しかも狭い(失礼)お店の中とあって超至近距離!…なので当方も当初はなんだか緊張( ^ ^ ; 。まずは「小言幸兵衛」を一席。で、この人、人物の造形がピカ一。至近距離(爆)で見ても本当に、人物の演じ分けが上手い!噺の中で家主が演じる芝居も含めて、登場人物が語り出すとみな顔が違って見えるんだよなぁ…と感心。
ゲストの春風亭鯉枝師匠はそれとまさに対照的。無表情のまま、マクラもまるでそこに客がいないかのような一人語り。なるほど、これが噂のツイッター落語かと思う間もなく、自作の「代理屋」を語り出す…が、これまた「間」なく、演じ分けはほとんどなく、さらに上下もあまりなく(笑)、次々と場面は移り変わり、噺が展開していく。なんじゃ、これは!?という芸風だが、これもまたアリじゃん!というのが、現在の落語界の活況ぶりを示しているだろうな…と。
休憩の後、すっかり客席は温まり、再び遊雀師匠が登場。演じ分けたっぷりの「宿屋の富」で、滑稽な人びとを楽しく笑いとばし、まさに談志師匠が喝破した「落語とは人間の『業』の肯定である」…を堪能。拍手喝采。 (^-^)//""パチパチ