最近観た映画 ― 2010/08/04
『グレン・ミラー物語』(1954年・監督:アンソニー・マン)
独特の甘いサウンドを生み出したビッグバンド・リーダー、グレン・ミラーの半生を描いた作品だが、こちらは志願して兵役に就き、軍隊でビッグバンドを組織して各地を慰問して廻る様なども描かれ「戦争」に対してあくまでも肯定的。主演のジェームズ・スチュアートも含めて、みな良きアメリカ人ってか…。夫婦や人間関係の描き方も含めて、よくできたドラマだと思うが、そうした時代性も感じてしまう。
『鳶と鷹』(1957年・監督:井上梅次)
『嵐を呼ぶ男』で石原裕次郎をやさぐれ兄ちゃんにイキイキと描いてみせた井上梅次監督が、同じく裕次郎を主演に据え、恋とサスペンスを絡めた海洋アクションドラマに仕上げた快作。若き日の三国連太郎、浅丘ルミ子、西村晃、長門裕之と脇役陣もみな、ひとクセもふたクセもある面々ばかり! 日活海賊ドラマだって!? いや、ホントと観てソンのない作品っすよ。( ^ ^ ;
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