最近読んだ本2010/04/20

『神去なあなあ日常』(三浦しをん著・徳間書店)
映画版『風が強く吹いている』は観たものの、読むのは初めてという三浦本。「林業」「労働」「青春」という三大話のような、まさに小説的なファンタジー。加えて「地域」や「癒し」という言葉も浮かんでくる…エンターテインメント本、ですネ。帯に推薦を寄せている宮崎駿監督も指摘するように、ラストの御柱祭りを想起させるシーンなど、じつに視覚的。お父さんが上代文学・伝承文学研究者らしいが、そんな遺伝子も引き継いでいる?

『K-GENERATION K-POPのすべて』(古屋正亨著・DHC)
かつての『気分はソウル―韓国歌謡大全』なぞの韓国音楽本も懐かしや、今やK-POP!ですよ。若きK-POPの伝道者、古屋氏が韓国エンターテインメントへの愛を注いだ最新K-POPカタログ。どこまで続く、K-POPレボリューション!?

『福祉政治 日本の生活保障とデモクラシー』(宮本太郎著・有斐閣)
話題の『生活保障』(岩波書店)よりも「『福祉政治』を読んでからの方が、宮本太郎氏の考え方が理解しやすくなるこちらの方がわかりやすい」との評を目にして手にした一冊。え~、難しいよ!学者本じゃん、でも宮本先生の雇用・福祉論には注目していますヨ。( ^ ^ ;