【本】ホット・セット 種田陽平美術監督作品集 ― 2010/08/26
『ホット・セット 種田陽平美術監督作品集』(メディアファクトリー)

ジブリアニメ『借りぐらしのアリエッティ』の美術を担当し、現在、東京都現代美術館で展覧会が開催されている種田陽平氏の作品集。『スワロウテイル』や『キル・ビルVol.1』の美術監督…といえば、ああ、あの!とその独特な作品世界を思い浮かべる人も多いのでは。
本書に起稿している映画ライターの金原由佳氏によれば、種田氏は「これまでの日本映画の美術は俳優の芝居の邪魔をしない黒子的な存在で、単なる背景に収まることが多かったが、これからは役者の演技とせめぎあい、演出の一部として自己主張しなければならない」と公言し、「そうでなければ日本の映画美術は消滅」と言い切っているそうな。
まさにその制作姿勢・思想が伺える作品集。が、欲を言えばもうチョットその作品世界の奥に分け入りたくなる。判型や予算の問題もあったのだろうが、細部や角度を変えた視点からの写真(作品紹介)など工夫できなかったなぁ? ( ^ ^ ;
本書に起稿している映画ライターの金原由佳氏によれば、種田氏は「これまでの日本映画の美術は俳優の芝居の邪魔をしない黒子的な存在で、単なる背景に収まることが多かったが、これからは役者の演技とせめぎあい、演出の一部として自己主張しなければならない」と公言し、「そうでなければ日本の映画美術は消滅」と言い切っているそうな。
まさにその制作姿勢・思想が伺える作品集。が、欲を言えばもうチョットその作品世界の奥に分け入りたくなる。判型や予算の問題もあったのだろうが、細部や角度を変えた視点からの写真(作品紹介)など工夫できなかったなぁ? ( ^ ^ ;
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